アニメの邦画は世界に誇れる品質で、昨今は社会現象になるメガヒット作品が続々と生み出されています。
邦画のアニメ映画は、ジブリ・新海誠・ジャンプ系が鉄板です。
今回は邦画アニメの3強から特におすすめの作品を紹介いたします。
映画.comより画像引用
公開年 | 2001年 |
---|---|
監督 | 宮崎駿 |
興行収入 | 316.8億円 |
見所 | 大人も子供も楽しめる完成度の高さ |
ジブリの作品は大人向けと子供向けで対象者がはっきり分かれていることが多いですが、千と千尋の神隠しは子供から大人まで楽しめる鉄板映画です。
意外にもジブリは、争いごとや残酷な演出をすることが多い特徴を持ちます。
千と千尋の神隠しも千尋の親が豚にされてしまい、強制労働のような形で子供が働く理不尽さがありますが、見ていて悪い気分にならないマイルドな魅せ方をしています。
魔法の世界を描いたファンタジー作品ですが、実際に派手な魔法を使えるのは湯婆婆やカオナシなど一部のキャラに限定しているため共感しやすい演出です。
見やすくて飽きにくくて奥が深く、最後は気持ち良く終われる結末のため、鑑賞後は気持ちが晴れ晴れして高い満足度を得られるでしょう。
田舎に引っ越すために主人公の千尋と両親は小さい車に乗って山道を走っていると、道を間違えて奇妙な街に辿り着きます。
そこは人間が立ち入ってはいけない魔法の世界で、街のシンボルである大きな湯屋(大型の銭湯)が舞台です。
主要なキャラクターは湯屋を経営している湯婆婆(ゆばあば)と困っている千尋を助けてくれたハクです。
千尋はハクの手助けを受け、湯婆婆に頼み込んで働けることになるのですが、名前を一文字取られて「千(セン)」と名付けられます。
最初は歓迎されていなかったものの、一生懸命働く中で釜爺や一緒に働くリン、不思議なお客のカオナシなどに気に入られますが様々なトラブルに直面します。
千は危険な仕事で瀕死の状態に陥ったハクや、千に気に入られたい思いで暴走したカオナシを救い、湯婆婆の最終関門をクリアして親を帰してもらって無事に脱出する内容です。
冒頭から結末まで簡単にまとめてしまいましたが、シーンごとに見所が満載で最初から最後までずっと作品の中に引き込まれてしまいます。
定番の名作ですが、ここ数年見ていなかった方や一度も見たことがない方がいましたら、おうちデートで鑑賞してみてください。
ジブリは定番の名作を多数生み出してきました。
当サイトは、その中でも宮崎駿監督や高畑勲監督などが全盛期だった古めの作品を特におすすめしています。
久しぶりに見ると満足できる鉄板作品は以下の通りです。
映画.comより画像引用
公開年 | 2013年 |
---|---|
監督 | 新海誠 |
興行収入 | 約1.5億円 |
見所 | 君の名は。の制作に繋げた影の代表作 |
新海誠監督のアニメ映画を有名にさせた作品といえば2016年公開の「君の名は。」ですが、今回紹介する「言の葉の庭」は46分の中編映画でありながら様々な賞を取って話題になった出世作です。
上映時間が短いので、夜更かしをしたくない時や"おうちデート"で呼んだ恋人が帰宅するまでの時間が限られているシーンなどにおすすめです。
公開された当初はTwitterで話題になって広まり、現在は多くのVOD配信サービスで扱っています。
新海誠監督の作品で高評価を得ている名作ながらも、中編映画ということもあって見放題作品として手軽に鑑賞できるケースが多いです。
契約しているVOD配信サービスがあれば、見放題作品で扱っていないかチェックしてみてください。
「"愛"よりも昔、"孤悲"のものがたり」をキャッチコピーに万葉集からヒントを得ながら描いた、新海誠監督としては初めての恋愛作品です。
主人公で高校生のタカオとヒロインで社会人のユキノが公園で出会って恋をする淡い恋愛ストーリーになっています。
公園にある屋根つきのベンチスペースで2人は雨の日の午前だけ会うささやかな交流が始まります。
季節が移り変わって時間の経過とともに明かされるユキノの秘密・・・。
知名度が低い作品ですので、あえて詳細を伏せる内容で紹介しました。
新海誠監督でひとつでも好きな作品があり、言の葉の庭を見たことがない方がいましたら、是非ご覧になってみてください。
新海誠監督は2016年公開「君の名は。」を皮切りに、以下の大ヒット作品を生み出しています。
どれも新海誠ワールドならではの魅力がある話題作です。
新海誠監督のファンになった方は、言の葉の庭より前に公開された作品もチェックしてみてください。
映画.comより画像引用
公開年 | 2022年 |
---|---|
主要キャスト | ー |
興行収入 | 300億円以上 |
見所 | Adoの歌 |
ワンピースの映画で歴代1位の記録的大ヒットを遂げた作品で、2023年には早々にAmazonプライムなどでネット配信されています。
劇中楽曲が流れるシーンが多く、映画のために作られたオリジナル楽曲には力があると評判で、何度も映画館に足を運ぶ人が続出する社会現象になりました。
アニメファンやワンピースファンだけではなく、音楽ファンや若年層を取り込んだことが大ヒットの要因だと言われています。
この映画の中心人物「ウタ」はシャンクスの娘で、ルフィと子供の頃に交流があった関係です。
大人になったウタは世界中で愛される歌姫へと成長していて、音楽の島・エレジアで開かれた音楽イベントで初めて公の場所に登場します。
その音楽イベントには麦わらの一見も参加しているのですが、思いもよらぬ波乱と争いに発展。
ウタの恐ろしい能力や赤髪海賊団の過去など見所が満載で、ワンピースファンなら間違いなく楽しめるでしょう。
ストーリー的にも完成度が高く、ワノ国編を終えて最終章を迎えるワンピースを大いに盛り上げた大ヒット作品です。
週間少年ジャンプの作品を使った映画は大ヒット作品が多く、昨今はアニメ映画市場でのシェアを拡大させています。
映画化されている人気作品をまとめました。(実写版を除くアニメの邦画)